オーストラリア政府は15日、外国との間を往来する大型クルーズ船の発着を来月解禁すると発表した。4月17日に期限切れとなる発着禁止措置を更新しない。経済活性化や「コロナとの共存」を図る現在の政策に合わせ、約2年ぶりに解禁に踏み切る。
 豪政府は2020年3月、世界各地でクルーズ船の乗客が相次いで新型コロナウイルスに感染したことを受け、クルーズ船の入港を禁止。外国人の入国制限を含む厳しい水際対策も導入した。その後、ワクチン接種が広がったことを踏まえ、今年2月に外国人旅行者の入国を条件付きで全面的に容認するなど、コロナ禍で導入した制限措置の緩和を進めてきた。
 豪メディアによれば、クルーズ船の禁止による国内経済への打撃は100億豪ドル(約8500億円)に上る。ハント保健相は発着解禁について「豪州の国境再開に合わせたもので、新型コロナへの緊急対応でかじ取りに成功したことを示している」と強調した。 (C)時事通信社