【ロンドン時事】欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は17日、ユーロ圏は当面、ロシアのウクライナ侵攻による影響で「新型コロナウイルスの流行前に見られた(低い)物価動向には戻らないと確信を強めている」と述べた。インフレ高進への危機感を強めるとともに、量的緩和の縮小など、金融政策の正常化を進める意向を示した。
 ラガルド氏は講演で、エネルギー価格の高騰が長期化し、食料品価格なども一段と上昇する恐れがあると指摘。「敵対的な勢力への経済的依存から生じた弱さが浮き彫りとなった」とも語り、ユーロ圏諸国が天然ガスや小麦、肥料などをロシアから輸入していることに警鐘を鳴らした。 (C)時事通信社