厚生労働省は24日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種について、準備を開始する方針を決めた。3回目までと同様に公費負担の「臨時接種」と位置付け、使用するワクチンは米ファイザー社製と米モデルナ社製を想定。開始時期や接種間隔については引き続き議論する。
 3回目接種から一定期間たつと感染予防効果が低下する傾向があることなどを踏まえ、厚労省が同日の専門部会に諮り、了承された。同省は近く自治体に対し、3回目を受けた全員が対象となることを想定して準備するよう通知する。
 ただ専門部会の委員からは、「全員に接種する必要があるのか」「医療従事者や重症化リスクのある人に限定するなど議論が必要だ」などの意見が続出。「準備しつつ、状況に応じてやめる選択肢を持つことも必要だ」という慎重意見も出た。このため具体的な時期や対象者は、同部会で引き続き検討することとなった。
 厚労省によると、米国の研究では、3回目にモデルナ社ワクチンを接種した人の感染予防効果は接種後60日までは71.6%だったが、61日以降は47.4%まで低下したという。 (C)時事通信社