新千歳空港など北海道内7空港を運営する北海道エアポート(北海道千歳市)が、90億円規模の資本性資金を調達する方向で最終調整に入ったことが25日、分かった。29日にも発表する。日本政策投資銀行と北海道銀行、北洋銀行が融資枠を設定する見通し。長引くコロナ禍による旅客の激減で2022年3月期も大幅な赤字に陥る見通しとなり、財務基盤の強化を図る。
 資金は資本に近い性質を持つ劣後ローンなどでの調達を検討している。22年度以降、設定された融資枠内で資金需要に応じ調達する方針。
 北海道エアポートは21年度、道内7空港の旅客数目標を1665万人と掲げていたが、12月までで867万人にとどまった。関係者によると、22年3月期の連結純損益は二百数十億円の赤字となる見込み。21年3月期は261億円の赤字だった。
 これとは別に、同社は税負担を軽減して運転資金などを確保するため、資本金を371億円から1億円に減資する方針で、29日の臨時株主総会で決議する。 (C)時事通信社