【ニューヨーク時事】田辺三菱製薬(大阪市)のカナダ子会社メディカゴは29日、同社が開発した植物由来の新型コロナウイルスワクチンをめぐり、世界保健機関(WHO)への緊急使用許可申請が実質的に保留の状態にあると明らかにした。WHOが厳しい立場を取っているたばこ企業がメディカゴに出資していることが理由だという。
 メディカゴには田辺三菱が約79%、米フィリップ・モリス・インターナショナルが約21%出資。メディカゴのコロナワクチンは世界初の植物由来で、カナダでは2月に正式承認された。日本でも承認申請を目指している。ただWHOが主導するワクチン共同調達の国際枠組み「COVAX(コバックス)」を通じた途上国などへの供給では、WHOの緊急使用許可が前提になる。 (C)時事通信社