観光庁は31日、2021年の訪日外国人旅行客による消費額が試算値で1208億円だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による入国制限で訪日客数が大幅に減少したことが影響し、通年での調査を始めた11年以降、過去最低となった。
 1人当たりの消費額は約51万8000円(前年約18万4000円)。調査対象の大半がビジネス目的などの長期滞在者だったため、高い水準となった。
 政府は30年に訪日客による消費額を15兆円にする目標を掲げている。新型コロナ前の19年は4兆8135億円に上ったが、20年は7446億円に激減。21年はさらに落ち込んだ。
 調査は例年、四半期ごとに実施。全国の空港や港で訪日客に聞き取りを行った結果と、日本政府観光局が公表している訪日客数から消費額を算出している。21年は新型コロナの感染防止策として10―12月期のみ実施し、その結果を基に試算した。 (C)時事通信社