新年度がスタートし、官公庁で1日、新規採用職員の入省式などが行われた。内閣府では、松野博一官房長官が「新型コロナウイルスの感染拡大に加え、北朝鮮のミサイル発射やロシアのウクライナ侵略など、わが国を取り巻く環境は厳しさを増している」と強調。「一人ひとりが誇りと緊張感を持って職務に当たっていただくことを期待する」と訓示した。
 総務省はコロナの影響で2020、21年の入省式を中止しており、3年ぶりの開催となった。新入職員代表の渡辺拓実さんが「不偏不党かつ公正に職務の遂行に当たることを固く誓う」と決意を表明。金子恭之総務相は「自分の仕事がいかに国、社会全体に役立つかを常に意識しながら、仕事に臨んでいただきたい」と述べた。
 コロナ対策を担う厚生労働省では、新入職員向けに後藤茂之厚労相のビデオメッセージを配信。「厚労省は所管分野が幅広く、国民の生活に密接に関わっている。責任は重大だが、チーム一丸で取り組んでいこう」と呼び掛けたという。
 斉藤鉄夫国土交通相は静岡県熱海市の土石流災害などに触れ、「国民の安全安心の最後のとりでだという自覚を持っていただきたい」と訴えた。
 東京都の小池百合子知事は入都式で「コロナ禍で価値観が大きく転換し、想像を超えるスピードで世界が変化している。時代が求めるスキルや発想で、イノベーションを生み出してほしい」とエールを送った。 (C)時事通信社