新年度初日の1日、各地で企業の入社式が開かれた。新型コロナウイルス感染対策が進み、3年ぶりに会場に大人数を集めた企業が多く、新人約1050人が参加したトヨタ自動車では、作業服姿の豊田章男社長が「みんなで一緒にやるのがトヨタだ」と呼び掛けた。
 イオンは本会場の幕張メッセ(千葉市)と全国7会場を中継で結び、グループ49社の計約3400人が参加する国内最大規模の入社式を開催。一体感を重視してコロナ前の方式に戻しており、新人の町田将海さんは「多くの仲間に会えて貴重な体験ができた」と喜んだ。
 サントリーグループは今年入社に加え、中止した2020年の入社式をそれぞれ開催した。参加した入社3年目の岡田絵美さんは「これを機に、一層頑張ろうという気持ちになれました」と、改めて気を引き締めた。
 改正民法の施行により新成人となった18歳も参加。ローソンでは新入社員89人のうち高卒は3人で、神矢遙斗さんは「周りが年上の方ばかりだけど、まず自分から動くようにしたい」と、緊張気味に話した。
 一方、感染者数が高止まりする中で会場での開催を見送った企業も少なくない。3年連続でオンラインで実施した日産自動車では、動画を見るだけにならないよう、内田誠社長の質問に新人が回答するなど、工夫を凝らしていた。 (C)時事通信社