厚生労働省は7日、家族の介護や世話を担う18歳未満の子ども「ヤングケアラー」について、小学6年生の実態調査結果を公表した。約15人に1人に当たる6.5%が世話をする家族が「いる」と回答。このうち、平日1日に世話に費やす時間が7時間を超える負担が重い児童も7.1%いた。小学生を対象にした調査は今回が初めて。
 調査は1月、全国の小6に郵送などで行い、9759人が回答。18歳以上だが、家族の世話が学業などに影響し得る大学3年生にもインターネットで実施し、9679人が答えた。
 小6では、世話をする家族がいるのは631人。家族の内訳は複数回答で「きょうだい」が最多だった。平日1日に世話に費やす時間は「1~2時間未満」が27.4%と最も多いが、7.1%が「7時間以上」だった。世話をする家族がいる児童はいない児童よりも、欠席、遅刻や早退をすると答えた割合が高かった。
 一方、世話をする児童の半数以上が「特にきつさは感じていない」と回答。家族の世話による制約も6割以上が「特にない」としており、支援を受ける必要性を自覚していない児童も一定程度いるとみられる。
 大学3年では、世話をする家族が「いる」あるいは「過去にいた」のは10.2%の987人。家族の内訳は複数回答で「母親」が最も多かった。平日1日に世話に費やす時間は「1時間以上3時間未満」が36.2%で最も多く、6.4%が「7時間以上」だった。
 ヤングケアラーについて、厚労省などは昨年、中学2年生の5.7%、全日制高校2年生の4.1%が世話をする家族がいるなどとした初の調査結果を発表。小学生と大学生の実態把握を求める声が出ていたため、1年遅れて実施した。 (C)時事通信社