財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は8日の分科会で、複数年度にわたって予算を使える基金事業の運用効率化などを議論した。基金への予算計上は、必要額の見通しを立てづらい新型コロナウイルス対策で急増しており、会合では使途の透明性向上や効果の検証を求める意見が相次いだ。
 基金への予算措置はかつて年1兆円前後で推移していたが、2020年度は11.5兆円、21年度は5.7兆円が主に補正予算で計上された。予算を年度内に使い切る単年度主義の弊害を是正するのが狙いだが、運営が各省庁の関連団体など外部に委託されるため、適正に執行されているか見えにくいとの指摘がある。 (C)時事通信社