【カイロ時事】サウジアラビア政府は9日、世界中のイスラム教徒が西部の聖地メッカを訪れる大巡礼(ハッジ)で今年は国内外から100万人を受け入れると発表した。新型コロナウイルス流行で過去2年間は巡礼を制限していたが、感染が減少傾向にあるため大幅に緩和する。
 ハッジはイスラム教徒に課された五つの義務の一つ。財力と体力に余裕がある信徒は一生に一度行うべきものとされ、コロナ禍前は例年約250万人が訪れていた。預言者ムハンマドが最後の説教をしたと伝えられるメッカ近郊アラファト山などでは、大勢がひしめき合って祈りをささげる。
 サウジ政府によれば、今年参加を認めるのは65歳以下で、ワクチン接種済みの巡礼者に限定。サウジ渡航前のPCR検査も義務付ける。 (C)時事通信社