【上海時事】中国・上海市政府は9日、3月下旬から続くロックダウン(都市封鎖)について、新型コロナウイルスの感染者が14日間見つからなかった地区の住民に外出を認める方針を明らかにした。ただ、厳しい外出制限にもかかわらず、8日の新規感染者は前日比2402人増の2万3624人と、8日連続で過去最多を更新。全面解除のめどは立たない状況だ。
 市当局によると、9日までの過去7日間、感染者が出なかった地区の住民は、7日間の健康観察期間に移行。制限を緩和し、自宅敷地内での移動などを認める。感染者が出た地区の住民は、引き続き自宅での待機を命じる。今後も当面、全市民のウイルス検査は継続する。
 上海では3月28日、東半分で都市封鎖がスタート。今月1日以降は市内全域が封鎖状態に置かれている。市当局は一部地域で野菜など生鮮食料を配布するなど、ライフライン維持に努めているが、「届いていない」(日本の自治体職員)という声が多く、「食料が底を突き始めた」と悲鳴も上がり始めている。 (C)時事通信社