高島屋=2023年2月期の連結業績予想は大幅な増益を見込む。前年、コロナ禍による休業など営業制限を受けていた反動で客足が回復。中核の国内百貨店事業の営業利益は25億円と、前期の72億円の赤字から黒字転換する。 
 連結営業収益は伸びがマイナスだが、会計基準の変更に伴うもので、従来の基準で算出した額と比べると9.2%の増収となる。
 ただ、収益ともにコロナ禍前の水準には及ばない。
 電話会議方式で会見した村田善郎社長は「足元の消費は(コロナ禍前の)19年レベルに近づきつつある」としつつ、「国際情勢が混迷を極めており、悪い物価上昇になりつつある。予想も保守的に見ざるを得ない。消費もまだまだ厳しくなることが予想される」と述べ、先行きに対する懸念を示した。
 一方、立川高島屋S.C.(東京都立川市)の百貨店部分である高島屋立川店を23年1月で閉店すると発表。新たに専門店を招き、同年秋にS.Cとしてリニューアルオープンする。村田社長は他の百貨店についても、「その地域でどのような商業施設が求められているのか個別に検討する」と述べ、百貨店事業とテナント事業の融合と選別を進める考えを示した。
 22年2月期連結業績は増収。営業損益、経常損益、純損益はそれぞれ黒字転換した。(C)時事通信社