三重大病院の薬剤発注などをめぐる汚職事件で、第三者供賄と詐欺の罪に問われた同病院臨床麻酔部元教授の亀井政孝被告(55)の初公判が12日、津地裁(柴田誠裁判長)であった。亀井被告は「薬剤の使用量を増やす見返りに寄付は受けていない」などと起訴内容を一部否認した。
 亀井被告は診療報酬の詐取も否認。一方で、医療機器納入をめぐる第三者供賄罪は認めた。
 冒頭陳述で検察側は、亀井被告が製薬会社の担当者に対し、寄付の見返りに薬剤使用量を増やす方針を伝えていたと指摘。寄付が決まると、担当者と具体的な数値を打ち合わせていたと主張した。
 弁護側は、製薬会社からの寄付について、薬剤の使用量増加と引き換えにしたものではないと強調。診療報酬の不正請求も認識していなかったとして無罪を訴えた。 (C)時事通信社