【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は20日公表した財政監視報告で、新型コロナウイルス危機からの経済回復を受け、2022年は世界の財政赤字や累積債務水準が改善するとの見通しを示した。一方、中国ではコロナ封じ込めを目指した「ゼロコロナ」政策などで成長が鈍化し、債務も増大すると予想した。
 報告によれば、22年の世界全体の財政赤字は国内総生産(GDP)比4.9%と、前年の6.4%から改善し、コロナ感染拡大が深刻化した20年の9.9%を大きく下回る。累積債務もGDP比94.4%と、前年の97.0%から縮小する。
 ただIMFは、ロシアのウクライナ侵攻の影響で「財政見通しには不透明感が強い」と強調。侵攻に伴う燃料や食料の価格高騰に対し、多くの国が補助金などの影響緩和措置を導入していることを指摘した。 (C)時事通信社