小学4年から高校3年を対象にした2021年の全国調査で、回答者の54.3%が「勉強しようという気持ちが湧かない」と答えたことが20日、分かった。東京大とベネッセホールディングスが合同で調査し、発表した。
 ベネッセなどによると、19年の調査から9.2ポイント増加しており、新型コロナウイルス禍の影響などで学習意欲が低下傾向にあるとみられる。木村治生・ベネッセ教育総合研究所主席研究員は「困難な状況に置かれた子どもに対してはケアが必要だ」と話している。
 調査は15年以降、全国の小1~高3までの子どもと保護者約2万1000組を対象に継続的に実施。コロナ禍における子どもの生活と学びの実態を明らかにするため、今回は19~21年調査の小4~高3の回答それぞれ約1万人分を分析した。
 それによると、コロナ禍前の19年調査では「勉強しようという気持ちが湧かない」との項目に対し、「とても当てはまる」「まあ当てはまる」と回答した子どもは全体で45.1%だったが、20年は50.7%、21年は54.3%に上昇した。年齢が上がるほど割合は増加し、小学生は4割、中学・高校生は6割が、同様の回答をした。
 勉強する気が湧かないとの回答は、小4~6年が19~21年で10.1ポイント増加。中学、高校生もそれぞれ10.9ポイント、6.7ポイント増えた。 (C)時事通信社