【リオデジャネイロ時事】ブラジル・リオデジャネイロで22日夜(日本時間23日午前)、恒例の精鋭エスコーラ(チーム)によるサンバパレードが開幕し、本来の開催時期から約2カ月遅れの「リオのカーニバル(謝肉祭)」は佳境を迎えた。パレードは昨年、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により1932年に現行の競技形式が採用されて以来、初めて実施が見送られており、開催は2年ぶりとなった。
 エスコーラ「インペラトリス」で打楽器「ヘピニキ」を担当するルイザ・オリベイラさん(18)は、「今回がカーニバルのデビュー。昨年はなかったし、本当に待ち遠しかった」と語った。観覧していた会社員の磯部則和さん(54)は「一生に一度は来たいと思っていた。日本の祭りとは熱量や雰囲気が違う。ブラジル人に交じって楽しみたい」と話した。
 2夜にわたり、計12エスコーラが音楽の出来栄えや踊りの華麗さ、山車の華やかさを競う。各エスコーラは社会問題や世相をテーマとするのが恒例で、今年は前回優勝の「ビラドウロ」を含む少なくとも2エスコーラが新型コロナを主題に織り込んでいる。
 今年の「カーニバル」は新型コロナのオミクロン株流行を受け、2月下旬から延期。この影響で入場券の売れ行きは例年に比べ低調で、地元タクシー運転手によると観光客の出足は5割程度という。観客にマスク着用は義務付けられていないが、ワクチン接種証明書の提示が求められている。 (C)時事通信社