細胞内で特定のたんぱく質がある場所を調べたり、分量を測定したりするのに使う発光酵素について、東京工業大と島津製作所の研究チームは26日までに、実用レベルで世界最小サイズの「picAluc(ピカルック)」を開発したと発表した。病気の診断や検査薬、新薬開発に発光酵素を使いやすくなると期待され、島津製作所は来年までの製品化を目指しているという。
 「picAluc」は、産業技術総合研究所が微小な甲殻類「カイアシ類」の発光酵素から開発した「Aluc」の明るさを維持したまま、約6割に小型化した。細胞内に遺伝子を送り込み、標的のたんぱく質に結び付いた形で光らせる際、発光酵素が小さいほど、標的たんぱく質の動きを邪魔せず、より正確に調べられる。論文は米化学会の専門誌「ACSケミカル・バイオロジー」電子版に掲載された。 (C)時事通信社