4月下旬から5月上旬の大型連休は閣僚らの外遊ラッシュとなりそうだ。岸田文雄首相は今月29日から8日間の日程で東南アジア3カ国とイタリア、英国を歴訪。閣僚は10人が海外出張を予定している。2020、21両年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でほとんどの閣僚が外遊を控えたため、本格的な「連休外交」は19年以来3年ぶりとなる。
 20年の大型連休はコロナに関する初の緊急事態宣言発令下で、全閣僚が外遊を自粛。21年は当時の菅義偉首相がインド、フィリピン両国を訪問予定だったが、インドでのコロナ感染急拡大を踏まえ取りやめた。同年の大型連休中の閣僚外遊は、茂木敏充外相(当時)による英国と東欧3カ国訪問のみだった。
 政府は26日の衆院議院運営委員会理事会で、閣僚らの外遊予定を説明。林芳正外相が中央アジア、モンゴル、太平洋島しょ国を訪問するほか、日米防衛相会談に出席する岸信夫防衛相ら4閣僚は訪米する。
 外務省幹部は「コロナは完全には収まっていないが、制約を乗り越えて対面外交が復活してきた。対面でないと話せないことがある」と語った。 (C)時事通信社