デンソー=2023年3月期の連結業績は増収増益を予想する。新型コロナウイルスの感染動向や資材高騰など不透明な外部環境は続くが、自動車販売の拡大を追い風に、部品の売り上げが伸びると想定。コスト削減や価格改定にも取り組み、収益ともに過去最高となる見通しだ。 
 売上高は初めて6兆円台に乗る見込み。有馬浩二社長は28日のオンライン記者会見で「22年度(23年3月期)は改めて躍動する年にしたい」と意気込みを述べた。
 松井靖取締役は、収益の大きな伸びを見込む理由について「売り上げは全体的に車両(の販売)回復がベース。もう一つは電動化や先進安全分野で拡販が進んでいて、国内だけでなく海外でも受注が活発だ」と指摘した。また、半導体の需給逼迫(ひっぱく)については「この1年くらいはまだ続くのではないか」との見方を示した。
 22年3月期の連結決算は増収増益で、売上高が過去最高。半導体不足などによる自動車の減産や資材高騰は響いたが、車の需要回復を受け、売り上げが全地域で拡大した。(C)時事通信社