厚生労働省は28日、新型コロナウイルス感染症の後遺症の診断方法などを示した医療従事者向け手引を改訂した。オミクロン株による感染拡大や新たな研究結果を考慮した。同省は「治療に役立ててほしい」としている。
 新たな手引では、疲労感や睡眠障害など20種類を代表的な後遺症として列挙。記憶障害や脱毛などについて、診断方法や最新の知見を新たに記載した。症状に応じ、かかりつけ医と専門医それぞれの対応方法も示した。
 嗅覚・味覚障害については、オミクロン株への置き換わりで減少したとの研究結果を紹介した一方、同株の強い感染力により「発生者数が減少したとは言えない」と注意喚起した。嗅覚障害が発症から2週間経過後も続く場合は、専門医に紹介するよう求めた。 (C)時事通信社