【ソウル時事】韓国政府は29日、新型コロナウイルス対策として国民に課している屋外でのマスク着用義務を来月2日から原則解除すると決めた。感染者の減少傾向を受け、日常生活の回復をさらに進める。
 韓国の1日当たりの新規感染者数は3月には62万人を超えたが、今月28日は5万568人だった。金富謙首相は政府の会議で「散歩や家族の外出でもマスクを外せない国民の息苦しさを無視できない」と説明した。感染リスクが高い50人以上のイベント、スポーツ観戦などでは着用を求める。
 韓国政府は既に飲食店の営業時間規制などを解除している。
 一方、尹錫悦次期大統領の報道担当者は29日の記者会見で、屋外マスク着用義務の解除について「方向性には共感するが、現時点では時期尚早だと強調してきた」と批判。現政権と5月に発足する新政権の立場の違いを浮き彫りにした。 (C)時事通信社