【北京時事】アジア・オリンピック評議会(OCA)は6日、タシケントで理事会を開き、新型コロナウイルスの影響により、中国・杭州で9月10日から25日まで開催予定だった第19回夏季アジア大会を延期すると発表した。大会組織委員会や中国オリンピック委員会と協議して決めた。新たな日程は「近日中に発表する」としているが、関係者によると2023年に延期する。
 中国の習近平指導部は厳格な「ゼロコロナ」政策に固執する一方、感染力の強いオミクロン株の抑え込みに苦戦している。海外からの人の流入はさらなる感染拡大を招きかねず、秋の共産党大会を控え、北京冬季五輪開催の実績に傷を付けないことを優先したもようだ。
 中国は2~3月に、外部との接触を遮断する厳格な「バブル」方式の感染予防策を講じて北京冬季五輪・パラリンピックを実施した。しかし、杭州に近い上海でロックダウン(都市封鎖)が続くなど感染が拡大していることから、OCAは今秋の大会を延期するのが望ましいと判断した。
 40を超える国・地域から約1万人が参加し、40競技482種目で争われる予定。多くの競技で日本代表も決まっていた。
 夏季アジア大会は杭州の後、26年に愛知県と名古屋市が共催する。
 OCAは、今年12月に中国のスワトーで予定していたアジア・ユース大会を中止することも発表した。 (C)時事通信社