新型コロナウイルスの国内流入を抑える水際対策に関し、政府は外国人観光客の入国を6月にも一部解禁する方向で調整に入った。入国・帰国者総数の上限引き上げも検討している。大型連休明けの感染状況を見極め、最終判断する。複数の関係者が7日、明らかにした。
 政府は外国人の原則入国禁止を柱とする水際対策の緩和を段階的に進めており、3月には観光以外の入国を認める方針に転換。4月10日から1日当たりの入国・帰国者の上限を「1万人程度」まで引き上げている。
 政府は観光客入国について、団体ツアーからスタートし、段階的に対象を広げることを想定している。入国者上限は「2万人程度」とする案が有力。空港検疫の逼迫(ひっぱく)を防ぐため、入国時検査も簡素化する方向だ。
 岸田文雄首相は5日のロンドンでの講演で、「6月には他のG7(先進7カ国)諸国並みに円滑な入国が可能となるよう水際対策を緩和する」と表明。「日本は世界にオープンだ。ぜひお越しください」と積極的な来日を呼び掛けている。 (C)時事通信社