【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は11日の記者会見で、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が中国の「ゼロコロナ」政策を「持続可能ではない」と述べたことについて、「無責任な発言」と批判した。習近平指導部は同政策堅持の姿勢を明確にしており、インターネット上では関連の投稿が閲覧不能になるなど、統制が強化されている。
 ロイター通信によれば、国連公式アカウントが中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に投稿したテドロス氏の発言は、公開直後に削除された。別のSNS「微信(ウィーチャット)」への投稿は、他人との共有機能が使えない状態になっている。
 趙氏は会見で、ゼロコロナ政策について、大多数の地域では人々が正常な生活を送っていると反論。国内の感染・死亡率は世界でも低いレベルだとして、「中国はコロナの抑制に最も成功した国の一つだ」と主張した。また、同政策を放棄すれば多くの死者が出ると述べ、正当性を強調した。 (C)時事通信社