【ソウル時事】18日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩総書記は17日、朝鮮労働党の政治局常務委員会会議を開き、新型コロナウイルス感染が広がっている現状について「国家の危機対応能力の未熟さや国家指導幹部の非積極的な態度と緩み」をさらけ出したと批判した。幹部を厳しく叱責することで、住民の不満を抑える狙いもあるとみられる。
 同通信によると、北朝鮮では17日午後6時までの24時間に、新たに約23万2880人が発熱し、6人が死亡した。累計の発熱者は約171万5950人、死者は62人になった。検査体制が不十分で実際のコロナ感染者や死者は報道より多い可能性が高い。 (C)時事通信社