【バンコク時事】日米中ロなど環太平洋の２１カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）貿易相会合が２１日午前（日本時間同）、タイ・バンコクで開幕した。新型コロナウイルス感染拡大からの経済回復に向けて、域内での「人の移動の自由」再開などで連携を確認する。ただ、ウクライナ侵攻を続けるロシアの出席により、全会一致が必要な共同声明の採択は見送られる可能性がある。
　日本からは萩生田光一経済産業相が出席。会合では、移動の自由に加え、多国間貿易の重要性や、エネルギー価格高騰への対応なども議論する見込み。会合は２２日に閉幕する。　（Ｃ）時事通信社