2022年度補正予算案は25日午後、衆院本会議で鈴木俊一財務相の財政演説と各党の代表質問を行い、審議入りした。23日の日米首脳会談で岸田文雄首相が表明した「防衛費の相当な増額」や、新型コロナウイルス対策などをめぐって議論が交わされる。
 補正予算案は25日午前に国会へ提出。物価高を受けた「総合緊急対策」の財源の裏付けとなる。一般会計の歳出総額は2兆7009億円で、全額を赤字国債で賄う。既に緊急対策の財源の一部に充てた予備費を補充するため計1兆5200億円を計上。コロナ対策の予備費は、使途を原油高・物価高対策にも拡大する。 (C)時事通信社