新型コロナウイルス対策で国が支給する持続化給付金を詐取したとして、警視庁捜査2課は30日までに、詐欺容疑で職業不詳谷口光弘容疑者(47)=住居不詳=を指名手配し、元妻の梨恵容疑者(45)=津市=と、長男大祈容疑者(22)=三重県川越町=ら息子2人の計3人を逮捕した。同課は3人の認否を明らかにしていない。
同課によると、海外逃亡中の谷口容疑者をリーダーとする給付金詐欺グループは2020年5~9月、個人事業主などを装って約1780件を虚偽申請し、過去最大規模となる9億6000万円超の詐取に関与した疑いがある。
谷口容疑者らは知人らを通じて申請名義人を集め、飲食店などで詐取のための説明会を開いていたという。
逮捕容疑は20年6~8月、給付金受給要件を満たしていないのに虚偽のオンライン申請をし、計300万円をだまし取った疑い。 (C)時事通信社
家族で給付金詐取の疑い=被害9億円以上か―警視庁

(2022/05/30 13:09)