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(熊本大学病院時計塔・プロムナード、2022年5月30日に済生会熊本病院脳卒中センター顧問・橋本洋一郎氏撮影)

 喫煙は心血管疾患、がんなどさまざまな疾患の危険因子となることから、世界保健機関(WHO)、厚生労働省は世界禁煙デー、禁煙週間を定め、禁煙を推奨している。熊本大学病院はこれに賛同し、今年(2022年)の世界禁煙デー(5月31日)、禁煙週間(5月31日〜6月6日)に合わせ、5月30日〜6月1日の日没~23時に同院時計塔・プロムナードをライトアップしている。(関連記事「コロナ禍の今こそ禁煙を!」「テーマは『たばこ業界から若者を守れ』」)

人だけでなく環境への影響も大きい

 喫煙や受動喫煙が健康に及ぼす影響は大きいことから、WHOは5月31日を「世界禁煙デーWorld No Tobacco Day」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指している。また、厚労省は5月31日〜6月6日を「禁煙週間」と定め、各種の取り組みを講じている。

 WHOによると、世界でたばこによって毎年800万人超が死亡し、タバコを栽培するため6億本の樹木が伐採されるなどして環境が破壊されている。こうしたことから、WHOは今年の世界禁煙デーのテーマを「Tobacco:Threat to our environment」とし、喫煙は人々の健康だけでなく環境への悪影響が大きいことを警告している。

 熊本大学病院は、禁煙および受動喫煙防止の普及啓発を目的とした「世界禁煙デー」に賛同。5月30日〜6月1日の日没~23時に時計塔・プロムナードを当該活動のシンボルカラーであるイエローグリーンにライトアップしている。

大江 円