新型コロナウイルス感染者の後遺症について、症状を訴える割合は中年層(41~64歳)が多く、倦怠(けんたい)感などが目立つことが6日、厚生労働省研究班(代表・福永興壱慶応大教授)の調査で分かった。
研究班は、2020年1月~21年2月に入院した患者を対象に後遺症の有無などを尋ね、1066人分の回答を解析した。デルタ株やオミクロン株の感染者は含まれていないという。
その結果、診断から3カ月後に何らかの症状を訴えた割合は中年層が51.9%で最も多く、若年層(40歳以下)43.6%、高齢者(65歳以上)40.1%と続いた。
中年層が他の年代より多い傾向は、診断から半年後、1年後も同様だった。症状は倦怠感が最多で、呼吸困難や思考力低下、筋力低下も目立った。 (C)時事通信社
コロナ後遺症、中年層に多く=倦怠感目立つ―厚労省研究班

(2022/06/06 18:05)