政府は10日の閣議で、2022年版観光白書を決定した。新型コロナウイルスの影響で国内旅行者の間では、密集しやすい都市部の主要観光地を避け、自然豊かな景観を選ぶといった変化がみられると紹介。近場を観光する「マイクロツーリズム」も増加傾向にあり、「全国的に進展している」と分析した。
 コロナ禍での地方志向の高まりに加え、テレワークも普及しつつあるとして、観光地などで余暇を楽しみながら働く「ワーケーション」など、新たな観光需要の創出を推進する方針も明記した。 (C)時事通信社