警視庁の部隊出動訓練が10日朝、東京都新宿区の明治神宮外苑絵画館前であった。新年恒例の訓練だが、新型コロナウイルス感染症の影響で実施が見送られ、2020年1月以来となった。心身鍛錬と士気高揚が目的で、大石吉彦警視総監が見守る中、警察官約1700人、車両約130台が参加した。
 山本仁副総監の総指揮の下、機動隊や銃器対策部隊、警察犬部隊などが行進。交通機動部隊は、3月の東京マラソンでランナーを先導した電動バイクを披露した。
 大石総監は訓示で「都民、国民の安全を守り抜く強い思いと執念、覚悟を持って日々の職務にまい進してほしい」と述べた。 (C)時事通信社