国土交通省は10日までに、視覚障害者の踏切事故を防ぐため、道路のバリアフリー化の目安を示したガイドラインを改定した。踏切手前に点字ブロックを設置するとともに、踏切内にも点字ブロックとは異なる凹凸の誘導表示を設けることを、道路管理者に求めている。
ガイドラインにはこれまで、踏切への点字ブロック設置に関する目安が盛り込まれていなかった。4月に奈良県大和郡山市で視覚障害者が踏切内で列車に接触して死亡する事故が発生したことを受けて、国交省は見直しを検討してきた。 (C)時事通信社
踏切内に凹凸誘導表示=視覚障害者の事故防止―国交省

(2022/06/10 12:21)