ビール大手4社が10日発表した5月のビール系飲料(ビール、発泡酒、第三のビール)販売実績は、3社が前年を上回った。キリンビールは微減だったものの、各社とも飲食店向けの業務用ビールが大きく持ち直した。
 業務用ビールは、前年に緊急事態宣言の発令などにより酒類提供が厳しく制限された反動で、各社とも3倍以上に増加した。ただ、新型コロナウイルス禍前の2019年の水準には届いていないという。
 ビール類全体では、金額ベースで公表するアサヒビールが前年同月比27%増。数量ベースのサントリービールは14%増、サッポロビールは8%増だった。キリンビールは1%減少した。 (C)時事通信社