国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして東京国税局職員らが逮捕された事件で、警視庁少年事件課は21日、詐欺容疑で、無職佐藤凜果容疑者(22)=東京都三鷹市井口=を再逮捕した。「弁護士から言われているので事件のことは話しません」と供述しているという。
同課は、佐藤容疑者らのグループが若者ら約200人を名義人とする不正な申請をして、計約2億円をだまし取ったとみている。
確定申告書の偽造役や名義人の勧誘役など役割分担をしており、佐藤容疑者はオンライン申請を代行していたという。
再逮捕容疑は2020年7月下旬ごろ、当時19歳の少年を個人事業主と偽って申請し、給付金100万円をだまし取った疑い。
事件をめぐっては、リーダー格とみられ、ドバイから帰国した松江大樹容疑者(31)を含む10人がこれまでに逮捕されている。佐藤容疑者は別の少年を名義人とする給付金詐取に関わったとして、詐欺の疑いで今月1日に逮捕されていた。 (C)時事通信社
22歳無職女を再逮捕=給付金詐取事件―警視庁

(2022/06/21 12:41)