国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をめぐる詐欺事件で、警視庁捜査2課は22日、詐欺の疑いで、不正受給グループのリーダー格とされ、インドネシアに逃亡中だった職業不詳谷口光弘容疑者(47)=住居不定=と、仲介業太田浩一朗容疑者(34)=東京都港区西麻布=を逮捕した。2人の認否は明らかにしていない。
同課は、グループが2020年5~9月、約1780件の虚偽申請を繰り返し、同一グループとして過去最大規模の約10億円の不正受給に関わったとみて、全容解明を急ぐ。
2人の逮捕容疑は20年6~7月、受給要件を満たしていないのに、都内の70代女性ら2人を名義人として虚偽申請をし、給付金計200万円をだまし取った疑い。
同課によると、谷口容疑者は豊島区内で名義人を集めるセミナーを開催し、女性を勧誘。今月19日に詐欺容疑で再逮捕された元妻梨恵容疑者(45)らが申請代行していたとみられる。 (C)時事通信社
国外逃亡のリーダー格ら逮捕=全国で虚偽申請、10億円不正受給か―給付金詐欺解明急ぐ・警視庁

(2022/06/22 21:49)