日本チェーンストア協会が22日発表した5月の全国スーパー売上高は1兆949億円だった。既存店ベースで前年同月比0.9%増と、9カ月連続で前年同月を上回った。新型コロナウイルス感染拡大が落ち着き、衣料品などが好調だった一方、主力の食料品は「巣ごもり消費」減退や相次ぐ値上げに伴う買い控えで落ち込み、前月より全体の伸びは鈍化した。
 1人当たりの平均購入金額は0.4%減。昨年7月以来、10カ月ぶりにマイナスに転じた。割安なプライベート・ブランド(PB)商品などを求める低価格志向が一段と強まったことも、平均購入額の減少につながった。 (C)時事通信社