国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして東京国税局職員らが逮捕された事件で、警視庁少年事件課は27日、詐欺の疑いで、同局職員塚本晃平容疑者(24)を再逮捕した。黙秘している。
 同課は塚本容疑者らのグループが約200人の虚偽申請に関わり、約2億円を詐取したとみている。同容疑者はグループ内で確定申告書の偽造を担当していたという。
 再逮捕容疑は2020年7月下旬ごろ、当時19歳の少年を個人事業主と偽って申請し、給付金100万円をだまし取った疑い。
 事件ではこれまでに、リーダー格とみられる松江大樹容疑者(31)ら10人が逮捕されている。 (C)時事通信社