【ソウル時事】韓国・ソウルの金浦空港と東京の羽田空港を結ぶ航空路線が29日、2年3カ月ぶりに運航を再開した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で運休が続いていた。日韓両国の首都を直接結ぶ利便性の高い主要路線の再開で、ビジネスや観光での人の動きが今後活発になるとみられる。
 日本からの第1便を利用した東京都の観光業界の30代女性は「便利になる。コロナで訪れることができず、5年ぶりのソウルを楽しみたい」と語った。金浦空港では日本からの旅行客を歓迎する式典も開かれ、韓国側の期待感の高さを示した。
 5月に就任した尹錫悦大統領が、日韓関係改善に向けた第一歩として運航再開に取り組んできた。韓国政府は6月から観光ビザの発給も始めており、観光客の受け入れを本格化させている。 (C)時事通信社