熱中症による東京都内の6月の救急搬送者は30日までに1449人(午後9時現在)となり、同月としては2010年以降、最多となったことが東京消防庁への取材で分かった。250人だった前年同月と比べて5.7倍に上る。
 同庁によると、30日の搬送者は226人(同)で、25日以降、6日連続で100人を超えた。都監察医務院によると、熱中症による6月の都内23区の死者は計11人に上る。
 同庁は熱中症対策として、喉が渇く前の小まめな水分補給などを呼び掛けている。救急車を呼ぶかどうか迷った場合は同庁救急相談センター#7119に電話してほしいとしている。 (C)時事通信社