JTBは7日、夏休み期間(7月15日~8月31日)に1泊以上の国内旅行に出掛ける人が前年実績(推計値)比75%増の延べ7000万人となる見通しだと発表した。新型コロナウイルス発生前の2019年と比較すると、96.7%とほぼ同水準となる。
今年6月下旬に行ったアンケート調査や各種経済指標を基に推計した。
宿泊日数は「1泊」が減少したのに対し、「2~3泊」が増えた。行き先を居住地付近から遠方に移す傾向も見られ、平均費用は3万5500円と前年から7.6%増加。欧米を中心に入国制限が緩和されたことを反映し、海外旅行に行く人の数も50万人と前年比5倍超に増える見込みだ。
旅行に「行かない」「多分行かない」と答えた人の割合は前年より14.7ポイント低い63.9%。理由として混雑や家計の問題を挙げる声が多く、コロナへの感染懸念は39.7ポイント減り24.8%にとどまった。 (C)時事通信社
夏休み国内旅行、コロナ前並みに=前年比7割増、遠方志向も―JTB調査
(2022/07/07 20:11)