【ワシントン時事】米大統領首席医療顧問のファウチ国立アレルギー感染症研究所長(81)は18日、CNNテレビのインタビューで「2025年1月以降に私がここにいないことは確実だ」と述べ、バイデン大統領の現在の任期末までに引退する意向を明らかにした。
 ファウチ氏は、トランプ政権時から米政府の新型コロナウイルス対策の司令塔として、マスク着用義務化やワクチン接種促進などに取り組んだ。1984年から国立アレルギー感染症研究所長を務め、エイズやエボラ出血熱など過去の感染症対策でも、時の政権に助言してきた。 (C)時事通信社