政府は、自衛隊が東京と大阪で運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場について、7月末までの予定だった設置期間を当面延長する方向で調整に入った。「第7波」と指摘される感染急拡大による接種需要の高まりを受け、必要と判断した。関係者が20日、明らかにした。
現在、自衛隊の大規模接種会場は、東京・大手町の1カ所と大阪市の2カ所の計3カ所に設置されており、医官・看護官や民間スタッフが運営を担っている。
大規模接種は一時、感染状況が落ち着いていたため、接種回数が予約枠の1割に満たない日もあり、当初の予定通り7月末で運営を終える予定だった。しかし、「第7波」で需要が再び高まり、最近では接種回数が予約枠の9割を超える日もある。 (C)時事通信社
自衛隊大規模接種、延長へ=コロナ「第7波」受け―政府調整
(2022/07/20 20:15)