松野博一官房長官は21日の記者会見で、自衛隊が東京と大阪で運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場について、7月末までの設置期間を当面延長する方針を明らかにした。「現在の感染状況や4回目接種の本格化を踏まえ、運営を継続する方向で検討している」と説明した。
 松野氏はまた、塩野義製薬が開発したコロナ感染症の飲み薬の緊急承認見送りに関し、「既に2種類の経口薬が医療現場に供給可能なほか、点滴薬が市場流通している。これらの選択肢の中から、早期に投与できる態勢を構築・強化することで、万全を期していく」と強調した。 (C)時事通信社