大相撲名古屋場所13日目の22日、追手風、伊勢ノ海、片男波、芝田山の4部屋で新型コロナウイルスの陽性者が出たため、所属力士が休場した。追手風部屋では幕内遠藤が感染し、今場所の関取の休場者は21人(負傷が理由も含む)に達した。13日目の幕内取組は18番のうち、7番が不戦となる異例の事態となった。
 片男波部屋の幕内玉鷲は2004年初場所の初土俵から今場所12日目まで、通算連続出場を歴代4位の1448回としていた。伊勢ノ海部屋に所属する幕内錦木の休場により、13日目の対戦相手の逸ノ城は不戦勝でトップの2敗を堅持。
 追手風部屋には関脇大栄翔らがいるが、同部屋の力士の途中休場が決まるまでに相撲を取り終えていた力士は出場扱いとなった。
 今場所中にコロナ陽性者が出て力士が途中休場したのは、全43部屋のうち11部屋に上る。場所前に力士の休場が決まった田子ノ浦部屋を合わせ、全力士のうち3割弱がコロナ関連で休場。
 休場者が相次いだことに伴い、14日目の取組開始時間は当初予定より1時間10分遅い午後0時45分となった。 (C)時事通信社