日本フードサービス協会が25日発表した6月の外食産業売上高(新規店を含む全店ベース)は、前年同月比19.9%増だった。行動制限がなくなって前年から大きく改善したが、依然、新型コロナウイルス禍前の2019年同月比では6.9%減にとどまる。同協会は足元のコロナ感染者急増で「日を追うごとに『客足が鈍っている』と話す飲食店が増えている」(担当者)としており、先行きへの懸念を強めている。
 6月は、日中や休日を中心に家族連れの利用で客足が増加した。業態別では、パブや居酒屋が前年同月比3.4倍の大幅増。ファミリーレストランは、郊外の焼き肉店などが好調で31.3%増、ファストフードは8.0%増となった。 (C)時事通信社