【シリコンバレー時事】米アップルが28日発表した2022年4~6月期決算は、純利益が前年同期比11%減の194億4200万ドル(約2兆6100億円)だった。減益は7四半期ぶり。新型コロナウイルス感染再拡大に伴う中国の都市封鎖による半導体の供給制約などが響いたようだ。
売上高は829億5900万ドルで、4~6月期の最高を更新した。ただ伸び率は2%にとどまり、コロナ禍の「巣ごもり需要」にも一服感がみられる。
クック最高経営責任者(CEO)は電話会見で、決算が想定より良かったとの認識を示しつつも、「事業の中には弱い部分もあった」との見解を示した。
製品別では、過半を占めるスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」が3%増収だった。ただ、パソコンやタブレット型端末は減収。アイフォーンのシェアが高い日本の売り上げは、16%も減少した。 (C)時事通信社
米アップル、7四半期ぶり減益=供給制約響く―4~6月期
(2022/07/29 08:19)