JR東日本は1日、新幹線と在来線の計69路線について、2021年度の1キロ当たりの1日平均利用者数(輸送密度)を公表した。利用者減少が特に進んでいる目安とされる「1000人未満」に該当するのは30路線56区間となり、新型コロナウイルス感染拡大前の19年度との比較では1路線6区間が新たに加わった。
 20年度以降に1000人未満になったのは、上越線の水上―越後湯沢間や奥羽線の大館―弘前間、羽越線の村上―鶴岡間など。ローカル鉄道は人口減少や自動車の普及などにより多くの区間で利用者が減少し、コロナ禍がこうした流れに拍車を掛けている。 (C)時事通信社