総務省消防庁は2日、救急患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が7月25~31日の1週間で6307件(前週6035件)に上ったと発表した。今年2月第3週の6064件を上回り過去最多を更新した。このうち新型コロナウイルスに感染した疑いがあるケースは2789件(同2676件)に増え、全体の4割以上を占めた。
新型コロナ疑い患者の搬送困難事案の増加は、感染力が強いオミクロン株の派生型「BA.5」の急拡大が原因とみられる。猛暑により熱中症の搬送も増加しており、今後もさらに増える可能性がある。 (C)時事通信社
搬送困難、1週間で最多6307件=コロナ疑い4割超―総務省消防庁
(2022/08/02 18:08)